◆第85回
桜花賞・G1(4月13日、阪神競馬場・芝1600メートル)
第85回
桜花賞(13日、阪神)、「考察」データ編は
ビップデイジーを導き出した。
過去10年のデータを見ると、前走1600メートル組が9勝。例外は1400メートルの報知杯FRから臨んだ17年
レーヌミノルで、距離短縮組は11頭が出走し、すべて着外という厳しい結果に終わっている。実績も重要。芝のマイルで重賞3着以内か、オープン特別Vの実績を持つ馬は【1010780】と圧倒的な成績を残している。
また、前走の単勝人気に目を向けると、3番人気以内に支持されていた馬が【98873】。前記の条件をすべて満たすのは、
エリカエクスプレス、
エンブロイダリー、
ビップデイジー、
ブラウンラチェットの4頭と頭数はかなり絞られる。
そのうち、血統面で
ビップデイジーにのみ追い風となるデータがある。
キングカメハメハの血を持つ馬が20年から5連勝しているのだ。20年
デアリングタクト、21年
ソダシ、22年
スターズオンアース、23年
リバティアイランド、24年
ステレンボッシュと、3冠牝馬2頭を含め、そうそうたる顔ぶれが並ぶ。
改修工事の影響で昨年の阪神JFが京都で施行されるなど、今年は例年と異なり、本番と同舞台の阪神芝1600メートルを経験しているのは
チューリップ賞組のみ。前走は道中で力んだぶん、直線でのひと伸びを欠いたが、前に壁をつくって脚をためられれば巻き返しは必至だ。G12着の実績も光り、桜の女王に近い存在だとみている。
(山本 理貴)
スポーツ報知