◆第74回
川崎記念・Jpn1(4月9日、
川崎競馬場・ダート2100メートル、稍重)
川崎のチャンピオンディスタンスでの大一番に13頭(
JRA6頭、川崎2頭、大井4頭、船橋1頭)が出走し、
浜中俊騎手が騎乗した3番人気の
メイショウハリオ(牡8歳、栗東・
岡田稲男厩舎、
父パイロ)が、ロングスパートで押し切って勝利。22年
帝王賞、23年
かしわ記念、23年
帝王賞に続く4度目のG1級制覇を果たした。初めての川崎コースで23年の
帝王賞以来、1年10か月ぶりの勝利を飾った。8歳馬の勝利は10年の
ヴァーミリアン以来15年ぶり2頭目。勝ちタイムは2分18秒0。
2着は6番人気で大井の
ディクテオン(
矢野貴之騎手)、3着は1番人気で
JRAの
サンライズジパング(
幸英明騎手)が入った。
浜中俊騎手(
メイショウハリオ=1着)「本当に
メイショウハリオと、またG1レースを勝てて、ゴールしたときはすごくうれしかったですね。
(レースが動いたときは)ペースも遅かったですし、自分としては最初の1周は馬のリズムをと思って乗っていたんですけど、2周目で動く馬がいたので、同じタイミングで行かせようと思いました。ごちゃごちゃするより、ペースも遅かったし、かなりコーナーが小回りの競馬場なので、早めに動いてもいいんじゃないかなと思っていました。最近は以前ほどスムーズに調整ができなかったり、なかなかいい状態に持っていくのが難しかったと思うのですけど、きょうはいい状態と思っていたので、一気に行っても大丈夫と思っていました。最後まで気を抜くことなく本当に一生懸命、最後までハミを取っていたのでかわされないだろうと思っていましたけど、それでも最後まで必死に追っていました。
(8歳でV)年齢的にも立て直すのも大変だと思いますけど、それをしっかりサポートしてくれた厩舎スタッフは素晴らしいと思います。
メイショウハリオも強い精神力で、こうして走ってくれたことに頭の下がる思いです。
(ファンへのメッセージを)寒い中たくさん応援に来ていただいて、ありがとうございます。
メイショウハリオが久々にG1を勝てて、本当にうれしくてうれしくてたまらないのですけど、今後も一緒に頑張れたらと思うので、応援していただけたら、うれしいです」
スポーツ報知