Jpn1「第74回
川崎記念」が9日、
川崎競馬場で行われた。3番人気の
メイショウハリオが2周目3コーナー過ぎ先頭から押し切って優勝。2023年6月28日の
帝王賞(大井)以来、1年10カ月ぶりの勝利を挙げて4回目のJpn1制覇となった。
勝負を分けたのは2周目の向正面。
ディクテオンが仕掛けた瞬間だった。
メイショウフンジンがスローに落として逃げていたが、ここぞとばかり6番手から外を捲っていった。この動きにすかさず反応したのがハリオ鞍上の浜中だ。タイミングを合わせ真後ろに張り付くように持ったまま追走すると、勢いそのままに3角で
ディクテオンの外に並びかけてそのまま先頭へ。直線を向いたところでは2馬身のリード。ここからは左ステッキの連打で愛馬を鼓舞し続けた。外から再び
ディクテオンが迫るが、3/4馬身抑え切ったところがゴールだった。
「小回りなのでゴチャつくよりは早めに動こうと思っていた。状態も良かったし、一気に行き切っても大丈夫だと思った。8歳でもよく頑張ってくれた」と浜中は満足感たっぷりの表情で振り返った。次走は「馬の状態を見て
平安S(G3、5月24日、京都)か、
かしわ記念(Jpn1、5月5日、船橋)になるのかな」と岡田師。古豪復活で25年の古馬ダート戦線が面白くなってきた。
メイショウハリオ 父パイロ 母メイショウオウヒ(母の
父マンハッタンカフェ) 牡8歳 栗東・
岡田稲男厩舎 馬主・松本好雄氏 生産者・北海道浦河町の三嶋牧場 戦績29戦10勝(南関東8戦4勝) 総獲得賞金6億1330万5000円。
2着
ディクテオン(矢野)ペースが落ち着いて動きたい時に動けたのが良かった。直線がもう少し長ければ、かわせるくらいの勢いがあった。
3着
サンライズジパング(幸)3、4コーナーで他馬と接触して
バランスを崩したのが全て。
スポニチ