4月20日に中山競馬場、芝2000mで行われる
皐月賞。ここに登録していて、前走弥生賞で重賞制覇を果たした
ファウストラーゼン(栗東・
西村真幸厩舎)が今朝10日、レースに向けた1週前追い切りを行っている。
朝一番のCWで主戦、
杉原誠人騎手が騎乗。正面から入場するが、先行していた
ヴィリアリート(3歳OP)との差があきすぎてしまい、少し促しながら1コーナーから2コーナーを回って差を詰めていく。6F標識を通過するところではスピードにも乗って、2馬身ちょっとのところで追走。その差を保ったまま、4コーナーでは外を回って前に並びかけていく。
最後の直線に向くと楽に並びかけるのだが、ゴール前では逆に相手の脚色の方が目立っていた。時計は6F82.4~5F66.3~4F50.7~3F35.4~2F21.9~1F11.0秒。素晴らしい数字ではあるが、ゴール前の雰囲気は少し気になる。
京成杯2着の
ドラゴンブースト(栗東・
藤野健太厩舎)はCWの1回目ハローが終了した直後の時間帯に3頭併せ。その真ん中に位置していたが、3コーナーすぎに先頭に追いついて、最後の直線では早々に先頭。そのまま押し切って、6F77.3~5F63.2~4F49.4~3F35.5~2F22.7~1F11.4秒という時計をマークした。
(取材・文:井内利彰)