桜花賞当日の阪神競馬場は雨が降りそうな雰囲気だ。そこで道悪になった場合の注目馬をピックアップしたい。
まずはシンプルに考えよう。1頭目はメンバー中唯一、芝の重~不良で勝ち鞍がある
ダンツエラン(牝3、栗東・
本田優厩舎)だ。昨年の
ファンタジーSは不良もなんのその、好位直後から渋太く脚を使い、大接戦を制しての重賞初制覇だった。その後の2戦は結果が出ていないが、阪神JFはスタート直後の接触、
フィリーズレビューは休み明けが堪えた印象なので、見限るのは早計だ。今年のGI・3戦を全て制している
ロードカナロア産駒とあって、血の勢いにも期待したい。
人気馬では
エリカエクスプレス(牝3、栗東・
杉山晴紀厩舎)を推したい。注目点は母の父の
ガリレオ(
Galileo)。母の父
ガリレオの馬は
JRAの芝の重~不良で【10-8-10-52】の勝率13%、複勝率35%。回収率は単複ともに130%オーバーだから、相当に優秀だ。馬体を見てもパワフル、かつ低重心なので、道悪はプラス。他馬が荒れ馬場を苦にする中、後続をグングンと突き放すシーンがあっても驚けない。