「第2回
ネクストスター東日本」が10日、
川崎競馬場で行われた。1番人気の
ガバナビリティーが3角先頭から押し切って重賞初制覇。管理する
佐藤裕太師は昨年の
ギガースに続いてこのレース連覇となった。同馬には「第26回
兵庫チャンピオンシップ」(Jpn2、5月1日、園田)への優先出走権が与えられた。
単勝2・4倍とまさにファンの支持通りの横綱相撲で押し切った。スタートを決めると2番手をがっちりキープ。3角手前で3番手にいた
アッカーマンが仕掛けていくと
ガバナビリティーも同時にロングスパートの開始だ。逃げた
プリムスパールスをかわして先頭に躍り出ると勢いそのままに後続を引き離していく。直線を向いて
アッカーマンを振り切ると左ステッキの連打。追い込んだ後続を1馬身半振り切ってVゴールに飛び込んだ。
8日のクラウンC、9日の
川崎記念とともに2着惜敗していた矢野は三度目の正直で重賞ゲット。「初コンビだったけど先入観を持たずに馬のリズムに合わせて乗った。直線はしぶとい走りを見せてくれたし、体形が幼いので今後が楽しみ」と賛辞を贈った。今後は「権利を取った重賞よりも地元の東京湾C(5月8日、船橋)を目指す予定」(佐藤太師)と重賞連勝に狙いを定めた。
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ガバナビリティー 父シニスターミニスター 母グローリアスヴォレ(母の
父サウスヴィグラス) 牡3歳 船橋・
佐藤裕太厩舎 馬主・阿部秀夫氏 生産者・北海道日高町の
ノースガーデン 戦績6戦3勝 総獲得賞金4010万円。
スポニチ