◆第43回ニュージーランドT・G2(4月12日、中山競馬場・芝1600メートル＝3着までにNHKマイルCの優先出走権)＝4月11日、美浦トレセン

　報知杯フィーリズレビュー(10着)で初黒星を喫したルージュラナキラ(牝3歳、美浦・加藤征弘厩舎、父アドマイヤマーズ)が、虎視たんたんと反撃を狙っている。11日は角馬場で運動後にゲートへ。加藤征調教師は「能力は十分。前走は先頭と2番手が下がってきて、前が開かなかった。不完全燃焼」と力負けではないことを強調する。

　デビュー戦は鮮やかな逃げ切り。2戦目のつわぶき賞はスタートが決まらず一転して最後方からの競馬となったが、桜花賞に出走するナムラクララなどを退けて連勝した。「内枠なら積極的に行ってもいいし、外枠ならしまいを生かすのもいい。どこからでも競馬ができる」と指揮官はイメージを膨らませた。決まったのは相手の出方を見ながら運べる絶好枠の4枠6番。前走の悔しさをぶつける。

スポーツ報知