4月12日(土)は中山・阪神・福島の3場開催。11日正午の馬場状態は、中山が芝ダートともに稍重、阪神・福島が芝ダートともに良となっている。
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ニュージーランドTで
アドマイヤズームがGI馬の貫録を示す
中山11Rは芝1600mの
ニュージーランドT(GII)。
アドマイヤズームは新馬戦こそ4着だったが、続く2歳未勝利戦を快勝。さらに前走、一気の相手強化となった
朝日杯FS(GI)では、力強く抜け出し、連勝でGIタイトルを手にした。まだ底を見せておらず、世代トップクラスの実力は明らか。ここはGI馬の貫録を見せ付けるか。対するは前走1勝クラスで3着も
ひいらぎ賞の2着を見直したい
イミグラントソング、クイーンC(GIII)4着、
新潟2歳S(GIII)2着の
コートアリシアンなど。
■阪神牝馬Sで
アルジーヌが重賞連勝を狙う
阪神11Rは芝1600mの阪神牝馬S(GII)。
アルジーヌは前々走の
カシオペアS(L)を勝利すると、続く前走の
ターコイズS(GIII)も連勝し、充実一途だ。ここも勝って3連勝で
ヴィクトリアマイルへ弾みをつけたいところだ。対するは前走の
東京新聞杯(GIII)で牡馬相手に2着と好走した
秋華賞2着馬
ボンドガール、昨年の
チューリップ賞(GII)勝ち馬
スウィープフィートなど。
■吾妻小富士Sで
ドゥラレジリエントが久々の勝利狙う
福島11Rはダート1700mの吾妻小富士S(OP)。
ドゥラレジリエントは昨年5月の
ディープインパクトC(3勝)を勝利してOP入りを果たしたが、次戦の
BSN賞(L)では1番人気で6着に敗れていた。骨折で8カ月の休養を挟んだが、仕上がり良好で再度進撃を始める。対するは昨年のグリーンチャンネルC(L)でOP勝ちがある
ショウナンライシン、ダート交流重賞での好走歴が光る
サンマルパトロールなど。
■あけぼのSで
ウインレイアーがOP入りを狙う
中山10Rは芝1600mのあけぼのS(3勝)。
ウインレイアーは前々走で4歳以上2勝クラスを勝ち上がると、昇級初戦となった前走の幕張S(3勝)でもきっちり2着を確保した。中山のマイル戦も相性が良く、OP入りに期待がかかる。対するは前走の
鎌ケ谷特別(2勝)を快勝して勢いに乗る
ダイシンヤマト、ここ2連勝中の
レッドアトレーヴなど。
■京橋Sで
アスクカムオンモアがOP入りを狙う
阪神10Rは芝2000mの京橋S(3勝)。
アスクカムオンモアは前走の
アメジストS(3勝)で3着と好走。昨秋にはクラシック最終戦の
菊花賞(GI)にも出走した実績を持つ。ひと叩きされ状態面での上積みも見込める今回は、自己条件ならば能力上位は明白。順当に勝ち上がりを決めたい。対するは前走で
アスクカムオンモアに先着した
ブラックシールド、前走で4歳以上2勝クラスを勝ち上がった
ランスオブクイーンなど。
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山藤賞で
ブルーマエストロがデビュー2連勝を目指す
中山9Rは芝2000mの
山藤賞(3歳・1勝)。
ブルーマエストロは今年1月の中山芝2000mで行われた新馬戦を快勝。レースセンスの良さを見せつけ、将来性を感じさせる勝ちっぷりだった。今回も同じ舞台設定となり、昇級戦でも注目が集まる。対するは前走で3歳未勝利戦を勝ち上がった
ダノンピクチャー、前走の
若竹賞(1勝)で3着の
エンペラーズソードなど。
■中山7Rで
ガルサブランカが待望の2勝目へ
中山7Rは芝1600mの4歳以上1勝クラス。世界的名馬
イクイノックスの半妹
ガルサブランカは勝ち切れない競馬が続いているが、ここでは力上位。待望の2勝目を挙げたい。対するは
オークス馬
シンハライトを母に持つ良血
セイロンジェムズ、現級で力上位の
レッドロスタムなど。
■福島2Rで
ハリウッドメモリーが勝ち上がり狙う
福島2Rは芝1200mの3歳未勝利。
ハリウッドメモリーは前走の小倉芝1200mで2着と好走。勝ち馬には離されたものの、最後までしぶとく脚を伸ばし連対を果たした。兄に短距離GIを2勝した
ダノンスマッシュを持つ良血馬であり、未勝利クラスでは能力上位だ。
■節目の勝利までわずか
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松岡正海騎手は
JRA通算900勝まであと1勝、中山で6鞍に騎乗。
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団野大成騎手は
JRA通算300勝まであと1勝、阪神で7鞍に騎乗。
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泉谷楓真騎手は
JRA通算100勝まであと2勝、福島で3鞍に騎乗。
・A.シュタルケ騎手は
JRA通算100勝まであと2勝、阪神で8鞍に騎乗。