◆第85回桜花賞・G1(4月13日、阪神競馬場・芝1600メートル)

　この春も牝馬GIを中心に予想を担当させていただくことになりました。桜花賞の本命は栗東で調整されているクイーンC優勝馬のエンブロイダリーです。前走はスタートを決めて、道中2番手から追い出しを待つ余裕のなか、レースレコードの1分32秒2をマークしました。

　1週前には負荷がかけられ、CWコースでラスト1ハロン11秒1と鋭い伸び脚を披露。直前はモレイラ騎手と軽快なリズムで併走馬に併入するなど好調をキープしています。速い流れにも対応できますし、スピードの持続力も魅力。父のアドマイヤマーズは阪神マイルで実績があり、GI制覇に期待します！

　対抗には阪神JFから直行のアルマヴェローチェを。メンバー最速の上がり3ハロンで他馬を完封した前走が圧巻で、1週前追い切りではCWコース6ハロン80秒4と自己ベストを更新。馬体のボリューム感も増しました。初の阪神コースで◎と初対戦にも注目でしょう。

　▲はビップデイジー。母の父キングカメハメハはソダシ、デアリングタクトと同じ。桜花賞で力を発揮できる血統、コース実績もプラスです。(フリーアナウンサー)

　【田中歩アナの印】

◎(7)エンブロイダリー

○(9)アルマヴェローチェ

▲(6)ビップデイジー

★(2)エリカエクスプレス

△(4)ショウナンザナドゥ

△(12)リンクスティップ

△(3)マピュース

◆田中　歩(たなか・あゆみ)茨城県出身。客室乗務員を経てフリーアナウンサー転身。現在、グリーンチャンネル「海外競馬中継」など各メディアで活躍中。美浦の田中剛調教師は実父。

スポーツ報知