「桜花賞・Ｇ１」（１３日、阪神）

　３番人気のエンブロイダリー（牝３歳、美浦・森一）が直線で力強く抜け出して牝馬クラシック初戦を制した。モレイラは昨年のステレンボッシュに続いて２年連続の桜花賞制覇。昨年開業した森一誠調教師はＧ１初制覇を飾った。２着に２番人気のアルマヴェローチェ、３着に４番人気のリンクスティップが続いた。

　雨の決戦を制したのはデイリー杯クイーンＣ覇者のエンブロイダリー。道中は中団を確保すると、直線に入って、鞍上の合図に応えるように一気に伸びた。

　短期免許で参戦のモレイラはサトノレーヴで制した高松宮記念に続き、今年のＪＲＡＧ１・２勝目。史上７人目となる桜花賞の連覇を決めたマジックマンは「素晴らしい牝馬。最後、周りの強い馬たちにチャージされたけど、しっかり応えてくれた。どんなジョッキーでも乗りたい馬になる」とたたえた。「このように馬場が良くないと、どこまで馬が耐えられるのか実際にレースになってみないと分からないが、しっかりこなしてくれた。日本の３歳馬のなかでスターになったと思う」と今後の活躍に太鼓判を押した。

提供：デイリースポーツ