「福島牝馬S・G3」(20日、福島)
ヴィクトリアM(5月18日・東京)の前哨戦。1着馬に本番への優先出走権が与えられる。
今年から新たに創設された小倉牝馬Sで重賞初制覇を決めた
フェアエールング。逃げ馬がハイペースで飛ばす展開を中団で待機。直線外から猛然と脚を伸ばして、ゴール前で差し切ったように見えたが、同着でVを分け合った。福島はデビュー勝ち、2走前の
福島記念2着と適性は高い。充実期に突入した今なら、重賞連勝が視野に。
中山牝馬Sは惜しくも2着に敗れた
ホーエリート。6番手で流れに乗って直線に向くと、勝ち馬との追い比べに。最後は頭差で競り負けたが、地力強化を印象づけた。出来は高いレベルで安定しており、初の重賞タイトル奪取の絶好機が巡ってきた。
22年
紫苑S以来のG3戦に臨む
ライラック。2走前のAJCCは、ダービー馬
ダノンデサイルなど、牡馬の一線級が相手だったが、後方から伸びて掲示板を確保。中身の濃い内容だった。白星から遠ざかっているが、今回の顔触れなら復活があってもいい。
小倉牝馬Sは16着に沈んだ
アリスヴェリテだが、すんなり主導権を握れれば、一変する可能性は大きい。昨年、無念の競走中止となった
シンリョクカは雪辱戦に臨む。
提供:デイリースポーツ