危なげないレースで3戦3勝のクロワデュノールがクラシック制覇だ。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■4/20(日)　皐月賞(3歳・牡牝・GI・中山芝2000m)

　レースぶりが自在な2歳チャンピオンのクロワデュノール(牡3、栗東・斉藤崇史厩舎)。ホープフルSで負かした上位馬のその後の活躍ぶりを見れば、レベルが高いことが窺い知れる。レース内容も中団から自然と4コーナーでは前を射程圏に入れて、直線で抜け出してからも余裕の手応え。休み明けになるが、先週の追い切りは古馬オープン馬に先着と圧巻の動きを披露して態勢は万全だ。鞍上は北村友一騎手。

　こちらも3戦3勝のエリキング(牡3、栗東・中内田充正厩舎)。骨折で5カ月ぶり。しかも多頭数の競馬も初めてになるが、野路菊Sと京都2歳Sで負かしたジョバンニ(牡3、栗東・杉山晴紀厩舎)がホープフルSで2着と好走しているようにポテンシャルの高さは証明済み。GIでも好勝負可能だ。鞍上は川田将雅騎手。

　その他、持久力に優れている共同通信杯の覇者マスカレードボール(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)、器用さに加えて渋太さもある若葉S勝ちのジョバンニ(牡3、栗東・杉山晴紀厩舎)、2歳レースレコードで葉牡丹賞を勝利したヴィンセンシオ(牡3、美浦・森一誠厩舎)、長くいい脚が使える弥生賞の勝ち馬ファウストラーゼン(牡3、栗東・西村真幸厩舎)、スタミナ豊富なスプリングSの覇者ピコチャンブラック(牡3、美浦・上原佑紀厩舎)などが3歳クラシック戦線最初の一冠を争う。発走は15時40分。