過去10年の傾向から勝ち馬を導き出す「G1データ王」が牡馬クラシック初戦「
皐月賞」を分析する。
桜花賞で指名した
リンクスティップは3着。今週も5項目各20点満点のポイント制で勝ち馬に迫る。最高得点は95点を獲得した
クロワデュノール。無敗で
ホープフルSを制した素質馬の1冠をデータが後押しした。
【
ステップ】
共同通信杯組【5・0・4・12】が圧倒的に強い。文句なしの20点満点。続くのはG1昇格後の
ホープフルS組。直行は5頭のみだが、19年
サートゥルナーリア、20年
コントレイルと2勝を挙げており15点。23年
ソールオリエンスが制し、複勝率(28・6%)がまずまずの
京成杯も同評価。ス
プリングS組【1・1・2・32】、
弥生賞ディープ記念組【0・5・2・32】、
毎日杯組【1・0・0・6】、
きさらぎ賞組【0・0・1・7】、
若葉S【0・1・0・18】、
すみれS組【0・0・0・11】、出走実績のない京都2歳S組は10点にとどめる。
【前走着順】
前走1着馬【7・8・6・53】が馬券圏内の大半を占める。同2着馬は【3・1・2・32】で、前走連対馬が10勝。2着9回、3着8回と抜群の成績を誇る。前走着順では1着に20点、2着に15点、【0・1・2・57】と実績に乏しい3着以下は10点とする。
【新馬戦】
勝ち馬10頭のうち7頭が新馬戦をV。ゆとりを持ったローテーションを組めるという点において、初陣を飾ることは重要になってくる。また近6年で5頭の無敗馬が勝っているトレンドを踏まえ、無傷のまま駒を進めてきた馬に20点、新馬戦を勝った馬に15点を進呈。デビュー戦を落としている馬は10点。
【脚質】
前走の4角位置取り別成績を見ると、2~5番手が【8・4・8・72】と好成績。機動力が必要なレースであることが分かる。一方、前走逃げていた(4角1番手)馬は【0・2・1・22】と振るわない点も考慮しておきたい。前走の4角位置が2~5番手だった馬が20点、【2・1・1・22】の6&7番手が15点。それ以外のポジションだった馬は10点となる。
【継続騎乗】
まだ完成しきっていない馬が多い3歳戦は、人馬の呼吸の重要度が増す。前走からの継続騎乗だった馬が【7・6・7・76】、乗り替わりで臨んだ馬が【3・4・3・66】と好走率は雲泥の差。コンビ継続の人馬に20点。乗り替わりだった馬の3勝がいずれもテン乗りだったため、初コンビの人馬に15点。それ以外は10点とする。
【結論】
4項目で満点を獲得した
クロワデュノールがV最有力。19年
サートゥルナーリア、20年
コントレイル、21年
エフフォーリア、23年
ソールオリエンス、24年
ジャスティンミラノに続く無敗
皐月賞馬が誕生する。(データ班)
スポニチ