◆第30回
アンタレスS・G3(4月19日、阪神・ダート1800メートル)
ヤマニンウルス(牡5歳、栗東・
斉藤崇史厩舎、父
ジャスタウェイ)が重賞2勝目を狙う。無傷の5連勝で昨年のプロキオンSを制した後、3連敗中。今回は反撃のチャンスだ。
負けた3戦は敗因が明確。
名古屋大賞典・Jpn3はチャンピオンズC・G1を目指しながら除外になった後で、調整が難しかった。
小倉大賞典・G3は初の芝に加え、ハンデがトップタイの58・5キロ。前走の
コーラルS・リステッドは未経験の1400メートルで、逃げ馬が残る流れも向かなかった。
今回は適距離と言える1800メートルで、斤量も前回から1キロ軽い58キロになる。完勝だったプロキオンSのレース後には
武豊騎手が「
ヤマニンウルスが名馬と言われるように、一緒に頑張っていけたら」と言ったほどで、能力の高さは間違いない。さらに大きな舞台でその能力を発揮するには、賞金加算も必須。ここで巻き返してほしい。(水納 愛美)
スポーツ報知