「
皐月賞・G1」(20日、中山)
ホープフルSで13着に敗れた
ピコチャンブラックが、今季初戦のス
プリングSでV発進。輝きを取り戻し、重賞タイトルを引っさげて
皐月賞へ駒を進める。
鮮やかな変身ぶりについて、上原佑師は「
ホープフルSの頃は、馬が『走ること=嫌なこと』と感じていたようなので、それを取り除いてあげたかった。メンタル重視の調整にして、そこを修正できたのが良かった」と笑みを浮かべる。道悪のタフな戦いだったが「思っていたほど反動はなかった」ことも幸い。胸を張ってG1の舞台へ進む。
1週前は美浦Wを6F80秒0-35秒9-11秒3(馬なり)で躍動。直線の鋭い伸び脚は目を引いた。「ス
プリングSの前に比べて芯が入ってきた。レースへ向けて、まずは平常心で臨めるように」。絶妙なさじ加減で体調はさらにアップ。若きトレーナーの挑戦に目が離せない。
提供:デイリースポーツ