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【皐月賞】打倒2歳王者へ 前走で戦法の幅を広げたサトノシャイニングが逆転の可能性秘める

スポーツ報知
  • 2025年04月15日(火) 06時15分
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◆第85回皐月賞・G1(4月20日、中山競馬場・芝2000メートル)

 第85回皐月賞・G1(20日、中山)の「考察」前哨戦編は、きさらぎ賞を快勝したサトノシャイニングに注目した。

 今年の重賞やトライアルは、無敗の2歳王者クロワデュノールと対戦してきた馬が大半のレースを勝利。その結果から未対戦馬の可能性に懸けたいと考えたくなるが、対戦馬のなかに上昇する余地を残している馬は本当にいないのか―。

 中山が舞台の報知杯弥生賞ディープインパクト記念、スプリングSからの参戦は過去10年で75頭にも及ぶ。前者が馬券圏内7頭、後者は同4頭を送り出すが、今年はともに稍重と重という雨の影響がある馬場で行われた。これは2000年まで遡っても12年の1回のみのレアケース。ちなみに当該期間の皐月賞25回のうち18回は良馬場だった。桜花賞のように直前まで天候が読めないことも多く、ここでは馬場のことは一度置いて別の角度からアプローチしたい。

 クロワと対戦経験がありながら逆転の可能性を残すと感じるのがサトノシャイニングだ。2歳時は先行する形を取ってきたが、末脚を生かす形のきさらぎ賞で上がり最速の高いパフォーマンスを発揮して3馬身差の圧勝。初コンビだった西村淳は「次を見据えて、前に馬を置いて運びました。どれぐらい脚を使えるかも確認できました」とコメント。戦法の幅を広げる収穫の一戦となった。

 2走前の東京スポーツ杯2歳Sは落鉄していたうえ、押し出されるようにハナに立つ不運な形でクロワのマークを受け、3/4馬身差の2着。クロワが本調子でなかったとはいえ、自身も全能力を発揮できる状況ではなかった。前走内容や鞍上の話から本番ではクロワをマークする展開も考えられる。打倒2歳王者へ、光明が差す勝利だった。(浅子 祐貴)

スポーツ報知

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  • マッキンリーさん

    サトノに取っても逃げさせられた影響で目標になってしまったりと満足行く競馬では無かったとしても、相手のクロワは深管痛の影響とかで中間満足行く調教が出来ず、当日の馬体重も大幅増で絞れず、正直7割くらいの出来だった
    それを相手に抑え込めず簡単に抜き去られてる時点で力の差は歴然
    サトノの前走も楽な展開だったし、相手も朝日杯3着馬と桜花賞3着馬と強過ぎず弱過ぎず手頃な相手関係
    本番はジーティーアダマンがいるので逃げさせられる事は無いにしても、ラーゼンのロングスパートもあったりで楽な展開にはならないし、中山は内が荒れてきて当日も雨予報で外差しの傾向が強くなってる
    先行脚質のこの馬にとっては厳しい展開が待ってると言わざるをえない

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