今週もマジックさく裂か。短期免許で来日してわずか3週間で
高松宮記念(
サトノレーヴ)と
桜花賞(
エンブロイダリー)を勝ち取った雷神モレイラが
皐月賞でコンビを組むのは
朝日杯FS2着馬
ミュージアムマイル。9日の1週前追いで初コンタクトを取り、「力強い。いい意味で映像より前向きさを感じた」と手応えをつかんだ。
1番人気に支持された今年初戦の
弥生賞ディープ記念は4着敗退も、コンディションは明確な上昇曲線を描いている。高柳大師は「前走も状態は良かったが、1回使ったことで馬体に張りが出てきた。キャリアの中でも一番の状態では」と上積みを強調。続けて「モレイラ騎手もいい感触をつかんでくれたみたい。(中山への)輸送を経験したことも大きいと思う」と
ポジティブな言葉を並べた。
課題のゲートも毎週、駐立確認をメニューに取り入れて対策は入念に行ってきた。「本番はまた別な面もある。(実戦でも)少しずつ良くなっているし、しっかりと出てくれれば」と人事を尽くして好発を祈る。弥生賞組の優勝は10年
ヴィクトワールピサまでさかのぼるが、その手のジンクスなど、昇竜の勢いの鞍上の前では意味をなさないかもしれない。
スポニチ