4月に500万豪ドル(当時約5億円)で落札され、オーストラリアの1歳馬の最高落札額を記録した、ブラックキャビアの半弟が蹄葉炎で死んだ。
リダウツチョイスを父にもつ、ジミーの愛称で呼ばれたこの馬の蹄葉炎は、11月に蛇にかまれて腫れた脚の治療のために使用された、抗生物質に対するアレルギーによって引き起こされたと考えられている。
ジミーはBC3サラブレッドによってイースターセールにて落札記録となる500万豪ドルで落札された。しかし、その後支払不履行により、その他の落札馬とともにプライベートセールに上場される予定だった。
ブラックキャビアはG1競走15勝を含む25戦無敗で4月に競走馬を引退。彼女の半弟オールトゥーハード(父カジノプリンス)も今年G1競走3勝を挙げている。
■マーク・ウェブスター(オークションハウスディレクター)
ジミーの名で知られた父リダウツチョイス、母ヘルシンキの2歳牡馬は、午前11時頃にメルボルン大学動物病院において、人道的な理由に基づき、安楽死となりました。ジミーは動くと激しい痛みをともなうほどの蹄葉炎に苦しんでいました。
【補足】
未来のスター候補が毒蛇にかまれただけでなく、その後の治療でアレルギーを起こして蹄葉炎を発症するという、非常に不運としか言いようのない死を迎えました。サラブレッドの馬主は大きなリスクのともなう取引をしているのだと、あらためて感じますね。
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