史上初のジャパンC連覇を成し遂げ、昨年の最優秀4歳以上牝馬に輝いたジェンティルドンナ(牝5=石坂)が京都記念(2月16日)をステップに、ドバイ遠征することが13日、明らかになった。馬主であるサンデーレーシング主催の「ジャパンC祝勝会」が開かれた京都市内のホテルで、石坂師が発表した。京都記念は福永祐一騎手(37)がコンビを組む。
同馬は今月9日に放牧先の滋賀県・ノーザンファームしがらきから帰厩、翌10日から坂路で乗り込みを開始。昨春はジャパンCからぶっつけでドバイシーマクラシックに挑戦したが2着に敗れた。今年は帰厩を3週間早め、国内で1戦使ってから遠征する。石坂師は「JCでも1回使った効果が大きかった。クラシックの時も連戦している時の方が強かったので、1回使ってみようと」と語った。
ドバイ遠征はシーマクラシック(3月29日、メイダン芝2410メートル)とデューティフリー(同、芝1800メートル)の2競走に登録。鞍上については昨年のジャパンCを勝利に導いた英国のライアン・ムーア騎手(30)にオファー済み。
ノーザンファーム代表の吉田勝己氏は「どちらのレースを使うかは鞍上、相手関係も考慮してからになる」と話した。日本の最強牝馬が万全の態勢で再び世界制覇に挑む。
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