喜びが幾重にも重なった。阪神5R・新馬戦(芝1600メートル)は夏以降、拠点としている米国から一時帰国の
ミルコ・デムーロ(46)に導かれた2番人気アン
ソニー(牡2=武幸、父
コントレイル)が直線、強烈な末脚で差し切り勝ち。喜びを爆発させる鞍上はオーナーと熱い抱擁。「強かったね。凄い瞬発力。まだ若いけど乗りやすいし、能力がある」と話し「久しぶりに勝てて良かった」と6月15日の芦ノ湖特別(
グーテンベルク)以来、実に半年ぶりの
JRA勝利に笑顔がはじけた。
武幸四郎師(47)は現役10人目となる
JRA通算200勝(1952戦)の
メモリアルで「オーナー、牧場をはじめ、たくさんの方のお力添えのおかげです」と感謝。新馬勝ちについては「時間をかけてやってきたからね。結果が出て良かった。(今後は)ゆっくりやります」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。
スポニチ