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【中日新聞杯展望】前走着順とクラスに妙味あり、データ合致のレッドバリエンテが波乱を演出

  • 2025年12月09日(火) 06時00分
 師走の中京競馬場を舞台に行われるハンデ重賞、中日新聞杯。2017年から開催時期が12月に移り、冬のタフな馬場コンディションで行われるようになった。今回は開催時期が変更された2017年以降の過去8回にデータを絞り、傾向を分析する。

1.前走6着-9着が狙い目

 2017年以降の過去8回において、前走6着-9着の馬が[3-3-1-27]で複勝率20.6%、単勝回収率121%、複勝回収率185%と妙味十分。好走頻度もこの人気帯にしては良く、絶好の狙い目となる。前走で掲示板を外し、人気を落とした実力馬がここで巻き返すパターンが黄金パターンと言える。

2.前走リステッドが狙い目

 過去8回で、前走がリステッド競走(L)だった馬は[3-4-3-25]で複勝率28.6%、複勝回収率193%と好成績。時期的に出走頭数が多く、除外馬も多く出るので、ハンデ戦にありがちな前走が3勝クラスなどの馬が好走しにくい。重賞組では前走GIII組が複勝率8.3%と振るわない。格や勢いよりも、リステッド経由のローテーションが激走の呼び水となる。

3.中2週で臨んでくる馬が穴馬券の使者

 過去8回で、前走との間隔が中2週だった馬は[1-3-2-15]で複勝率28.6%、複勝回収率124%と、勝ち切れないものの好走確率は高く妙味も十分。中4-24週も悪くないが、好走率では中2週がベストと言えるだろう。タフな時期の連戦となるが、状態の良さを維持している馬が穴を開ける傾向にある。

 レッドバリエンテは前走アンドロメダS(L)で7着。今回の推奨データである「前走6着-9着」「前走リステッド」の2項目に合致する。前走は着順こそ7着だが、着差はわずかクビ差の接戦。データが示す通り、この着順帯からの巻き返しによる期待値は非常に高く、ハンデ戦で激走する条件は整った。

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