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【香港国際競走】ルメール 異国でも無双だ!日の丸背負いいざ大舞台へ 香港マイル出走のエンブロイダリーなど精鋭3頭騎乗

デイリースポーツ
  • 2025年12月09日(火) 06時00分
 「香港国際競走」(14日、シャティン)

 今週末は香港で4つのG1が開催され、日本馬8頭が参戦する。そのうち3頭に騎乗するのが、現在JRAリーディングトップを快走するクリストフ・ルメール騎手(46)=栗東・フリー=だ。この秋は、秋華賞菊花賞天皇賞・秋で3週連続G1制覇を達成し、大舞台でも大活躍。香港マイルに挑む2冠牝馬エンブロイダリーなど精鋭3頭で、異国の地でも“ルメール無双”を見せつける。

 日の丸を背負い、香港国際競走に挑むルメール。JRA重賞通算170勝を挙げるリーディングジョッキーが、3頭の騎乗馬とともにビッグタイトルを狙う。

 最も勢いがあるのは、香港マイルに挑戦する2冠牝馬エンブロイダリーだ。秋華賞も見事な手綱さばきでVを決め、「2冠馬ですし、能力があります。前走もいい競馬ができたし、馬に落ち着きが出てきた」と成長ぶりに目を細める。「まだ3歳だから大きな挑戦ですけど。マイルは桜花賞を勝っているし、いいと思うね。直線が長い香港も合う」とコース適性にも期待を込めた。

 香港Cローシャムパークで参戦。函館記念オールカマーなどコンビで4勝を挙げ、今回はノドの手術明け2戦目となる。「ブリーダーズC(ターフ)は良かったけど、オーストラリアは良くなかった。ノドがね…。二千はぴったりだけど、相手が強そう」と、4連覇に挑む最強馬ロマンチックウォリアーに敬意を表する。

 香港ヴァーズアーバンシック菊花賞Vなどコンビ相性は抜群。「二四はちょうどいい距離。ぴったりです。前走の天皇賞(秋)でいい競馬をしたからね。宝塚記念は馬場ではなく、コンディションがあまり良くなかった。秋からコンディションが良くなってきたんだと思う。菊花賞が強かったし、香港でもいい競馬を期待しています」と力強い。

 10日にはハッピーバレー競馬場で行われる国際招待競走『2025ロンジン・インターナショナル・ジョッキーズ・チャンピオンシップ』に日本代表として出場。18年以来、7年ぶりの参戦に「チョー久しぶりですね。面白い。今年のジョッキーラインアップはすごい。ナイターで、周りはビルが建っていて、他とは雰囲気が違う。こういうイベントに呼んでもらって、すごくうれしい」と声を弾ませる。09年には3人で同点優勝を飾っており、今年は表彰台のてっぺんを目指しての参戦。週中も週末も香港でルメール旋風を巻き起こす。

提供:デイリースポーツ

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