30日、京都競馬場で行われた12R・3歳上1000万下(芝1200m)で
オリオンスターズ(牡4、栗東・
藤原英昭厩舎)が優勝。騎乗した
福永祐一騎手(31、栗東・フリー)は
中央競馬史上23人目(現役10人目)となる
JRA通算1000勝を達成した。
福永祐一騎手は76年12月9日生まれ、滋賀県出身。96年にデビューし、これまでに99年
桜花賞(
プリモディーネ)、04年
オークス(
ダイワエルシエーロ)、05年
桜花賞(
ラインクラフト)など
JRA・GIを13勝しており、海外でも02、03年クイーンエリザベス2世C(香G1、
エイシンプレストン)、05年アメリカン
オークス(米G1、
シーザリオ)などを制覇。今年9月28日には父・福永洋一元騎手(59)の通算勝利数983を上回る通算984勝目を飾っていた。また、来週12月6日と7日に行われるワールド
スーパージョッキーズシリーズ(WSJS)に、負傷した
武豊騎手に代わっての出場が予定されている。30日終了時点の通算成績は
JRA8947戦1000勝(重賞63勝)、地方353戦49勝。
【福永騎手のコメント】
「1000という大きな区切りが近づくにつれて、周りの反応も大きくなり、自分でも意識し始めていました。福永洋一の息子として競馬の世界に入り、父に縁のある方々に支えられ、ここまでやってこられました。先日、父の勝利数を超えたことで自分の中でもおもりが取れ、
福永祐一個人として歩み出せたような気がします。まだ牡馬クラシックや天皇賞、
有馬記念など勝っていませんが、一頭一頭丁寧な騎乗を心掛ければ、これらを狙えるような馬にも巡り会えると思います。デビューしてから12年間、当初から大勢のファンの方に応援していただき、ここまで来ることができました。これからも一年でも長く騎乗していけるよう頑張って参りますので、応援よろしくお願いします」
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。