21日、中山競馬場で行われた第60回
朝日杯フューチュリティS(2歳牡牝、GI・芝1600m)は、
岩田康誠騎手騎乗の2番人気
セイウンワンダー(牡2、栗東・領家政蔵厩舎)が、道中は中団のインを追走。直線では最内を突いて抜け出し、5番人気
フィフスペトルの追い上げをアタマ差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分35秒1(良)。さらに1/2馬身差の3着には1番人気
ブレイクランアウトが入った。
勝った
セイウンワンダーは、父が97年にこのレースの前身である朝日杯3歳S(GI)を制した
グラスワンダー、
母セイウンクノイチ(
その父サンデーサイレンス)という血統。今年4月の
JRAブリーズアップセールにて最高価格となる2600万円(税抜)で落札されている。
今年6月のデビュー戦(阪神・芝1600m)は
ツルマルジャパンの2着に敗れたが、2戦目(阪神・芝1600m)を6馬身差で圧勝すると、続く
新潟2歳S(GIII)では最後方から直線一気の末脚で重賞初制覇。今回はそれ以来3か月半ぶりの出走だった。通算成績4戦3勝(重賞2勝)。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。