傑出した牝馬のスノーフェアリーが、彼女の馬主が所有するイルーシヴピンパーネルとの交配から21日後、検査の結果受胎していることが明らかとなった。
スノーフェアリーは現在7歳。現役時はエド・ダンロップ調教師のもとで調教され、英愛オークス、エリザベス女王杯連覇、香港カップ、アイリッシュチャンピオンステークスでのG1競走6勝を含む8勝を挙げた。
昨年、左前脚の屈腱炎を再発させたため、引退していた。
配合相手のイルーシヴピンパーネルはエド・ダンロップ師の父であるジョン・ダンロップ調教師のもとで調教され、アコームステークスとクレイヴンステークスに勝利した。2012年から種牡馬となり、今年からアイリッシュナショナルスタッドで供用されていて、種付け料は1000ユーロである。
イルーシヴピンパーネルはスノーフェアリーの5代母であるゲイファンタジーを祖母にもつため、受胎した産駒にはゲイファンタジーの3×5のインブリードが発生する。
■ジニー・マクグラス
オーナーのパティノはチャンピオン牝馬が彼女の最高傑作であるイルーシヴピンパーネルの仔を受胎したことをとても喜んでいます。
(Racing Post 3月19日)
【補足】
G1を6勝した名牝が種付け料14万円相当の種牡馬と初年度に種付けするというのは、馬主にとっては相応の理由があるとはいえ、やはり驚きでしょう。日本ではヒシアマゾンがヒシマサルと配合したのが似た例でしょうか。
ちなみに花婿のイルーシヴピンパーネルは、日本で言えばスプリングステークスと新潟2歳ステークスを勝って朝日杯フューチュリティステークスで2着くらいの実績があります。
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