7日、東京競馬場で行われた第59回
安田記念(3歳上、GI・芝1600m)は、
武豊騎手騎乗の1番人気
ウオッカ(牝5、栗東・角居勝彦厩舎)が、道中は中団の内を追走。直線では前が開かず、抜け出すのに手を焼いたが、残り約100m地点で一気に伸びると、先に抜け出した2番人気
ディープスカイをゴール直前で3/4馬身差交わし優勝した。勝ちタイムは1分33秒5(良)。さらに1馬身差の3着に10番人気
ファリダットが入った。
勝った
ウオッカは、
父タニノギムレット、母が
JRA5勝の
タニノシスター(
その父ルション)という血統。叔父に07年の
ガーネットS(GIII)を勝った
スリーアベニュー(牡7、栗東・小野幸治厩舎)がいる。
06年の
阪神ジュベナイルフィリーズでGI初制覇。07年は
桜花賞(GI)2着から臨んだ
日本ダービー(GI)で、牝馬としては64年ぶりの優勝という快挙を達成した。昨年は
安田記念のほか、
ダイワスカーレットとの歴史的名勝負となった
天皇賞・秋(GI)を制覇し、
JRA年度代表馬に輝いている。今年はドバイのジェベルハッタ(首G2)から始動(5着)し、ドバイデューティフリー(首G1)は7着。前走の
ヴィクトリアマイル(GI)を7馬身差で圧勝していた。この勝利でGIは6勝となり、
メジロドーベルの5勝を抜いて牝馬では史上最多のGI勝利となった。通算成績22戦9勝(うち海外3戦0勝、重賞7勝)。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。