24日、仏ドーヴィル競馬場で行われた2歳GI・モルニ賞は、3番人気のザワウシグナル[The Wow Signal]が2番人気のフーテナニー[Hootenany]との追い比べを制してGI初勝利。3着には1番人気のエルヴェドヤ[Elvedya]が入り、人気どころのワンツースリーとなった。勝ちタイムは1:11:93(芝1200m)
ザワウシグナルは父Starspangledbanner、母Muravka(その父High Chaparral)という血統。デビュー戦を9馬身で圧勝したあとに、現馬主のアル・シャカブレーシング(カタールのジョアン殿下)にトレードされ、前走ロイヤルアスコットのGIIコヴェントリーSを快勝しており、今回の勝利で3戦3勝としている。
個人的感想
ザワウシグナルは、受胎率が低くて種牡馬入りから一度は現役復帰した父スターズパングルドバナーが現役復帰前に残した産駒で、数少ない産駒からこのザワウシグナルが出てきたということになり、再び種牡馬入りしている同馬に注目が集まっている。
前走コヴェントリーSでは、後に2歳重賞を連勝することになるクールカンパニー[Kool Kompany]以下、好メンバーを破っており、今年の欧州2歳戦線での主役クラスになりそうな馬。
ちなみに2着馬のフーテナニーは、勝負服こそクールモアだが、この時期には珍しいアメリカからの遠征馬で、前走の準重賞ウィンザーキャッスルSではV.エスピノーザ騎手騎乗で快勝しており、そういった経緯で今回好走したのもあり、この馬も今後注目を集めそう。
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