軽種馬育成調教センター(BTC)が運営・管理する浦河町西舎の軽種馬育成調教場の延べ利用頭数がこのほど、250万頭に達した。
軽種馬育成調教場は平成5年10月7日に開場。初日の利用頭数は17頭と少なく、滞在利用と馬運車での日帰り利用が中心だったが、さまざまな施設を利用する効果が認識されるとともに利用頭数も徐々に増加。現在は近隣に育成牧場が開設されて歩いて通ってくる馬も増えている。
近年の1日平均利用頭数は500頭を超え、平成23年5月には1日の最高利用頭数787頭を記録するなど、世界に誇れる若馬の鍛錬の場として日本の競走馬の育成に大きく貢献。昨年1月に公益財団法人として認可され、同10月に開場から20周年を迎えた。
開場から今年6月29日現在までの成績は、利用延べ頭数250万73頭、利用実頭数2万5863頭、勝ち鞍数は中央1万1658頭、地方(6月24日現在)3万4576勝、中央競馬重賞勝利数はG?33勝、G?88勝、G?173勝(障害重賞除く)となっている。現役G?馬のゴールドシップやメイショウマンボもここで力を磨いた。
BTC日高事業所では「今後も強い馬づくりに、より一層貢献できるよう、職員一同努力していく」とコメントしている。
日本中央競馬会(JRA)が平成3年から築造した軽種馬育成調教場の施設(総面積1500ヘクタール)は、屋外に1600メートル、800メートルのトラック砂馬場や直線砂馬場1600メートル、1200メートルがある。広大な草原を利用した坂路芝馬場、グラス馬場はイギリスのニューマーケット、フランスのシャンティなどに匹敵し、屋内にも千メートル直線のウッドチップ馬場、600メートル砂馬場、千メートル坂路馬場を備えるなど、若馬の鍛錬の場として世界に誇る施設となっている。
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