現地時間4日、仏・ロンシャン競馬場で行われた
凱旋門賞(3歳上、仏G1・芝2400m、19頭立て)は、M.キネーン騎手騎乗の1番人気
シーザスターズ Sea the Stars(牡3、愛・J.
オックス厩舎)が、中団の内追走から直線で馬群を割って一気に抜け出し、外から伸びた
ユームザイン Youmzainに2馬身差をつけ快勝した。勝ちタイムは2分26秒30(良)。さらにアタマ差の3着にキャバルリーマン
Cavalrymanが入った。
勝った
シーザスターズは、
父Cape Cross、母は93年
凱旋門賞馬
アーバンシー Urban Sea(
その父Miswaki)という血統の愛国産馬。半兄に英ダービー(英G1)、愛ダービー(愛G1)、
キングジョージ6世&クイーンエリザベスDS(英G1)を制した
ガリレオ Galileo(
父Sadler's Wells)、同じく半兄にタタソールズゴールドC(愛G1)、ジョッキークラブ大賞典(伊G1)を勝ったブラックサムベラミー
Black Sam Bellamy(
父Sadler's Wells)、半姉にダイアナH(米G1)勝ち馬の
マイタイフーン
My Typhoon(
父Giant's Causeway)がいる。
昨年7月のデビュー戦(カラ・芝7f)は4着に敗れたものの、2戦目(レパーズタウン・芝7f)で初勝利を挙げ、続くベレスフォードS(愛G2)で重賞初制覇。今年に入り、英2000ギニー(英G1)、英ダービー(英G1)を制して
ナシュワン
Nashwan以来20年ぶりの2冠を達成すると、その後も
エクリプスS(英G1)、
英インターナショナルS(英G1)、
愛チャンピオンS(愛G1)を勝利。今回でG1・6連勝となった。通算成績9戦8勝(重賞7勝)。