カリフォルニア州・アルカディア。ここは犯罪とは無縁の洗練された優雅な街である。しかし土曜日、ここで悪事を企てる者がいた。しかし標的となった者は襲撃をかわすことが出来た。
シェアドビリーフはオーサムアゲインステークスにおいて、ボブ・バファート厩舎のペアが仕掛けた作戦を克服しなければならなかった。彼はバファート厩舎の人気薄スカイキングダムによって、本来の9ハロンよりはるかに長い距離を走らなければならなかったが、それでも彼は直線勇ましい走りでフェドビズ以下のライバルを下して7戦無敗を維持した。
タイムは1分48秒58(良馬場)。しかしシェアドビリーフはヴィクトル・エスピノーザ(ライバルの二冠馬カリフォルニアクロームの主戦騎手)が騎乗したスカイキングダムによって終始大外を回らされ、本来の9ハロンよりはるかに長く走ることになった。この作戦についてはおそらく当分の間議論となるだろう。
(以下略)
■マイク・スミス騎手
彼らはシェアドビリーフを倒すために仕掛けてきたが、うまくいかなかったようだ。私はエスピノーザ騎手にああいう乗り方は望んでいない。彼の才能は騎乗馬をよりよく走らせるために使われるべきだ。
■ジェリー・ホランドーファー調教師
今回の経験はブリーダーズカップに大いにプラスになるだろう。本番はタフなレースになるので、我々もタフである必要がある。
■ボブ・バファート調教師
我々がシェアドビリーフを外へ追いやったと思われたようだ。彼は本当にいい馬だ。すべてはフェドビズにとってうまくいっていたが、ミステリートレインがからんできてペースが乱されてしまった。フェドビズはインを突いて勝ちにいき、結果返り討ちにあったが、すごいレースを見せてもらった。
(Daily Racing Form 9月27日)
【補足】
レース映像。3枠の黒い勝負服がシェアドビリーフ。
内枠2頭のうち1枠がフェドビズ、2枠がスカイキングダム。
https://www.youtube.com/watch?v=pZYIKaXPtPU
記事にもあるとおり、シェアドビリーフは内のスカイキングダムの徹底マークで外へ振られ、インに入れません。4コーナーで前に離された際はダメかと思いましたが、そこから外を伸びて叩き合いを制しました。クビ差の辛勝ですが中身は濃く、本番前にタフなレースを体験できたことは大きいでしょう。間違いなくBCクラシックの主役の1頭です。
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