競輪
今年のプロ野球の育成ドラフトで、北海高校の戸川大輔外野手が埼玉西武ライオンズから、育成第1巡目指名を受けた。
戸川選手の実家は、日高町で競走馬生産牧場を営む戸川牧場。アンタレスS(G3)、平安S (G3)の勝ち馬となったダイシンオレンジ、昨年のメイクデビュー京都で芝1400mの2歳レコードを樹立したモーリスなどを生産している。
育成第1巡目指名が決まった後は近所の方が戸川家に駆けつけ、代表の戸川洋二さん、晴恵さん夫妻と、ドラフト指名の喜びを分かち合っていた。
戸川選手は日高厚賀小、日高厚賀中を経て北海高校へと進学。日高厚賀小時代には「プロ野球12球団トーナメント」の「日本ハムジュニア」に選ばれるなど、早くからその素質を認められていた。
身長186?、体重は86?という恵まれた身体をした戸川選手は、北海高校の1年秋からエース番号の背番号1を背負い、146?を投げる本格派の投手として中央球界にもその名を知られていた。その一方でパワフルなバッティングも高く評価されており、高校2年時からはクリーンアップも任されていた。埼玉西武ライオンズも外野手での指名となる。
日高町(旧門別町)からのプロ野球選手は、苫小牧工業高等学校から王子製紙苫小牧を経て、1979年に当時のロッテオリオンズに指名された高沢秀昭以来、35年ぶりのこと。また北海高校からのドラフト指名も、ロッテオリオンズのドラフト5位指名を受けた佐藤健一以来、37年ぶりの快挙でもあった。
プロ野球選手の父となった牧場代表の戸川洋二さんは、「指名の瞬間はただ嬉しいの一言でした。それでもまだ実感が沸かないというのか、夢のような気もしています。プロとして試合に出場する日が待ち遠しいですし、その時はぜひとも応援に行きたいですね」と笑顔を見せていた。
