◆高校野球 秋季全道大会 ▽2回戦 静内3―2天塩(4日・札幌円山球場) 初出場の静内は3―2で天塩を破り、秋の全道初白星。道内有数の馬産地らしく、スタンドでは競馬の「G1ファンファーレ」を演奏し、勝利を後押しした。
ピンクに染まったスタンドが揺れた。静内は4回、伊藤晴彦(2年)の適時二塁打、村上博紀主将(2年)の2点適時二塁打で3点を先制。エース・若狭亮介(2年)も11安打を浴びながら2失点で完投した。地区大会4戦中3試合と同じ1点差試合を制した高橋敬一監督(46)は、「常に苦しいですね」と苦笑いだ。
1997年夏の南北海道大会で話題を呼んだ「ファンファーレ」の応援が14年ぶりに帰ってきた。大会3日前、高橋監督が「やっていただければ盛り上がる」と、吹奏楽部の大野香顧問(34)に打診。各イニングの攻撃前に演奏し士気を高めた。当時のエース・宮口弘幸さん(32)も「懐かしい」と、感慨深げだった。
スタンドでは全校生徒588人、地元・新ひだか町民約300人ら約1000人が、静内の誇る日本屈指の桜並木「二十間道路」をモチーフにした桜色のメガホンで応援した。「静内といえば桜と馬」と沢口文裕校長(55)。村上主将も「後押ししてくれた。いい具合に打席で力が抜けた」と感謝した。次は5日、武修館と対戦する。「大事な時に点が取れれば勝てる」と村上主将。ダークホースが聖地を狙う。
5日は武修館に2-9、7回コールド負けでした。
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