ダイワディライトが、気迫のこもった追い切りで復調をアピールした。美浦南Dのダートで
ナカヤマスナイパー(8歳1000万下)、
トレモロ(3歳500万下)を追走。4角で最内にもぐり込むと、外の2頭に馬体を並べてゴールを目指す。残り100mで一度、半馬身ほど前に出ると、あとは相手に合わせる余裕の走りで並入。お釣りを残したまま、5F66.3-37.6-12.7秒をマークしてみせた。
「正月開催の変則調教で攻め過ぎて、体が大きく減ってしまった」と、12キロの馬体減を前走8着の敗因に挙げていた二ノ宮師。「先週、楽をさせて体が戻ったから、きょうは併せ馬でこれだけやれたんだ」と笑顔で説明した。水曜段階で前走比20キロ増となる516キロまで馬体は回復。反撃の態勢は整っている。
ワイルドワンダーは美浦坂路で4F51.4-38.0-12.7秒。ラストで追われると力強い動きを披露した。「8歳といっても最近(の高齢馬)はみんな元気でしょ。この馬もいい感じ」と久保田師は仕上がりに満足。「府中の千四、千六が一番合う。ダー
トスタートもいい」と、前走・カペラS(10着)とはひと味違う姿を見せる構えだ。
ヒシカツリーダーは栗東坂路で52.6-38.6-12.8秒。休み明けを1回使って、徐々に動きにも素軽さが出て、上昇ムードを漂わせていた。蔵之下厩務員は「本当にいい時に比べると七、八分くらいだけど、冬場の方がいいし、今も状態は悪くない」とまずまずの手応えだった。「昨年2着に来てるように、能力はあるから」と地力に期待していた。
提供:デイリースポーツ