JRAは8日、六本木事務所で関東定例会見を行い、今後は騎乗停止日数の過重化を適用していくことが初めて明らかになった。
審判部門長の金田裕之理事は会見の中で、「一定期間内に再び走行妨害を行った場合、制裁を重くする」とコメントした。過重化の対象となるのは(1)2年連続で再教育を受けた騎手、(2)3か月以内に2度の走行妨害を行った騎手。該当者には事前に警告し、その上で再び6か月以内に騎乗停止処分を受けた際には“合わせ技”として日数が計算される。
具体的には開催日2日間の騎乗停止は同4日間に、同4日間は同10日間に。また、さらに6か月以内に再び走行妨害を行った場合には裁定委員会に送付され、議定が出るまでは騎乗停止という非常に重い処分が下される。
現時点での該当者には既に通達済みという。今年1月11日に中山競馬場で
JRA史上最多となる9頭の落馬事故が発生。安全性をより強めるため、明確な基準を設けて重い処分を下していく。
提供:デイリースポーツ