JRAは18日、2008、2009年度の
JRA賞年度代表馬に選出された
ウオッカ(牝6、栗東・角居勝彦厩舎)が、本日付で競走馬登録を抹消したことを発表した。同馬はアイルランドにて繁殖馬となる予定。
ウオッカは
父タニノギムレット、
母タニノシスター(
その父ルション)という血統。06年10月29日の新馬戦でデビュー勝ちを収めると、3戦目の阪神JF(GI)でGI初制覇。翌年の
日本ダービー(GI)では並み居る牡馬を退け、牝馬としては64年ぶりのダービー制覇を飾った。その後も、ラ
イバル・
ダイワスカーレットとの死闘を演じた08年
天皇賞・秋など、牝馬としては最多となるGI・7勝を達成した。
現地時間3月4日にドバイ・メイダン競馬場で行なわれたマクトゥームチャレンジラウンド3(首G2・AW2000m、8着)後に鼻出血を発症、そのまま現役を引退することが発表された。通算成績26戦10勝(海外4戦0勝、重賞8勝)。獲得賞金1,304,876,000円(付加賞含む)は、
テイエムオペラオー、
ディープインパクトに次ぐ歴代3位の記録となる。