2006年の
シンガポール航空国際C(星G1)を制し、昨年の
有馬記念10着を最後に引退した
コスモバルク(牡9歳、道営・田部厩舎)の引退式が5月4日、北海道の
門別競馬場で行われた。
同馬は
父ザグレブ、
母イセノトウショウ(
その父トウショウボーイ)という血統。通算成績は48戦10勝2着8回3着1回。主な勝鞍に
シンガポール航空国際C、
セントライト記念(GII)、弥生賞(GII)、ラジオたんぱ杯2歳S(GIII)、
北海優駿などがある。
高橋はるみ北海道知事から感謝状が関係者に送られたあと、関係者を代表して岡田繁幸氏があいさつ。「道営ホッカイドウ競馬の認定厩舎第1号として
JRAに挑戦し続けたこと、海外のG1レースを制覇したこと、そしてGI出走回数の最多記録をつくってくれたこと。思い出はたくさんありますが、多くのファンに見送られて幸せな馬だと思います。長い間、本当にありがとうございます」と全国から集まった2000人を超えるファンに感謝の気持ちを述べた。同馬は、新冠町のビッグレッド
ファームで功労馬として過ごす。