クァサールは土曜日のメインレースであるインディアンターフインビテーショナルカップ(国内G1、4歳以上、芝2400m、11頭)で僚馬のビーセーフを下して番狂わせを演じた。騎手はヤシュ・ナレドゥ。調教師はマレシュ・ナレドゥ。
しかし、レースで圧倒的人気のビーセーフが敗れたことで、怒った観衆がパドック内に殺到して抗議。警察が介入して解散させられるまで、最終レースは45分以上遅れた。
■レース結果
1.クァサール(牡4、父シーキングザダイヤ) 26倍 2分28秒73
2.ビーセーフ(牡4、父ホーリーローマンエンペラー) 1.45倍 クビ
3.アメージンググレース(牝5、父ハリケーンラン) 6.5倍 2・1/4馬身
(The Hindu 3月7日)
【補足】
レース映像。2番枠がクァサール。
公式
http://rwitc2.ext.switchmedia.asia/video/Mumbai Season 201415/12/1228/913070
youtube
https://www.youtube.com/watch?v=PlEaxc060TA
クァサールが好発の2番手から直線抜け出しで古馬との初対決を制し、インドG1競走3勝目。前走は4歳馬(インドは南半球基準なので3歳夏頃に相当)頂点決定戦のインディアンダービーで、同厩舎のビーセーフがレコードタイムで二冠達成するなか、約5馬身差の3着に敗れ、勝負付けはできたと思われて人気を落としていました。
実際、戦前は「インド史上最強のビーセーフと古馬トップのアメージンググレースの歴史的一戦」という見方をされていたようです。
http://www.mid-day.com/articles/be-safe-today/16041184
インドは基本的には地域の競馬場で出走して、一部で全国統一戦みたいな大レースが設定されているという構図ですね。なにぶん国土が広いですからね。
ちなみに鞍上のヤシュ・ナレドゥはマレシュ・ナレドゥ調教師の息子で、ビーセーフの主戦でクァサールにも騎乗していたスーラジ・ナレドゥ騎手の従弟になります。
- ネタ元のURL
- http://www.thehindu.com/sport/races/quasar-bags-indian-turf-invitation-cup/article6969660.ece