30日、東京競馬場で行われた
ジャパンC(G1・芝2400m)は佐藤哲三騎手騎乗の4番人気
タップダンスシチー(牡6、栗東・
佐々木晶三厩舎)が好スタートから逃げ切り、後続に9馬身差をつけて圧勝。勝ちタイム2分28秒7。2着には5番人気の菊花馬
ザッツザプレンティ、3着には1番人気
シンボリクリスエスが入った。
勝った
タップダンスシチーは
父Pleasant Tap、
母All Danceという血統。前走の
京都大賞典(G2)で今年の
天皇賞・春、
宝塚記念を勝った
ヒシミラクルを破ると、
天皇賞・秋には向かわず、同レース一本に絞って調整された。他に重賞勝ちは03年
金鯱賞(G2)、02年朝日チャレンジC(G3)がある。G1は初勝利。通算成績は32戦9勝。
タップダンスシチーがつけた9馬身という着差は、98年に
エルコンドルパサーが記録した2.1/2を大幅に破るレース史上最大着差。勝ち時計2分28秒7は85年の
シンボリルドルフに次ぎ、レース史上2番目に遅いタイム。日本馬の勝利は01年の
ジャングルポケット以来10頭目。また、1着から5着までを日本馬が独占したのは01年以来2度目のことだった。