現地時間12日、仏・ロンシャン競馬場で行われたニエユ賞(3歳、仏G2・芝2400m、7頭立て)に、日本から
ヴィクトワールピサ(牡3、栗東・角居勝彦厩舎)が
武豊騎手騎乗で出走。道中は5番手を追走し一時は最後方まで順位を下げたが、直線に入り外から進出すると、一旦2番手争いに加わるまで追い上げた。しかしそこから伸びず、最後は先頭から約8馬身差離された4着に敗れている。
勝ったのは
C.ルメール騎手騎乗のベカバッド Behkabadで、勝ちタイムは2分30秒80(重)。アタマ差の2着に
プラントゥール Planteur、さらに4馬身差の3着にキッドナッピング Kidnappingが入った。
◆角居勝彦調教師のコメント
「レースについては折り合いがついていました。一団となって直線に向き、手応えは良かったのですが最後は脚が止まってしまいました。多少太め残りの影響があったのかもしれません。今後も調教を続けていく中で、馬の気持ちが乗ってきてくれればと思います。レース後も馬の調子は順調です。」
◆
武豊騎手のコメント
「競馬は久しぶりでしたが、馬は落ち着いていました。スタートはまずまずで折り合いもつきました。位置取りから
ゴーサインはゆっくり出しました。反応はよかったのですが、残り200mで止まってしまいました。3か月ぶりのレースでしたが、内容としては悪くないと思います。スタッフが本番に向けて馬のコンディションを整えてくれると思うので、私も色々考えていきたいです。結果的にこのレースが次につながればと思います。」
【勝ち馬プロフィール】
◆ベカバッド(牡3)
父:Cape Cross母:Behkara母父:Kris厩舎:仏・J.ルジェ
主な勝ち鞍:10年パリ大賞(仏G1)など