オークス馬ダンスパートナーの全弟で菊花賞を制し、種牡馬としては4頭のG1勝ち馬を送り出したダンスインザダークが、16年過ごした社台スタリオンステーションを去り、ブリーダーズスタリオンステーションへ移動しました。
競走馬としては菊花賞後に故障で引退し、G1を1勝のみでしたが、日本で最高峰の良血ということで社台で種牡馬入り。その期待に応え、種牡馬としては4頭のG1馬を始めとして、25頭の中央重賞勝ち馬を輩出しました。ただ、現3〜4歳の産駒成績が落ち込み、種付け頭数も68頭と初めて100頭を大きく割り込み、衰えが気になるところ。
デルタブルースが種牡馬になれなかった例にあるとおり、長距離G1勝ち馬メインと現在の生産事情に合わず、産駒の種牡馬需要があまりありません。唯一のマイルG1を勝ったツルマルボーイは、生産者がSSの孫より息子を選ぶという、SSの初期の孫に見受けられた悲運に見まわれ、わずかな供用年数で種牡馬を引退しています。
スペシャルウィーク同様、後継種牡馬が課題ですが、ここにきてダークシャドウ、クラレントと素質馬がターフを賑わせています。ダンスの血が受け継がれるかは彼らの、そして新天地BSSでの産駒の活躍にかかっているといえるでしょう。
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