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Beholderが9頭の牡馬勢を圧殺!

  • 2015年08月23日(日) 20時22分
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 昨日のアメリカでは、デルマー競馬場[Del Mar Racecourse]で注目度の高いG1レースがありました。それをお届けします。

 パシフィッククラシック(G1)[TVG Pacific Classic](ダ2000m/3歳以上)です。

 出走頭数は 10頭。馬場状態は Fast(速良)でした。

 今年は、G1 7勝の牝馬ビホルダー[Beholder]と、昨年のBCクラシック覇者バイエルン[Bayern]との対決が、夏の米競馬の見所でした。

 レースは、Bayernとミッドナイトストーム[Midnight Storm](15 シューメーカーMile(G1)2着)]が好スタート。その2頭は、序盤で大きく飛ばす。

 Beholderは、離れた3番手をKeep。他馬は無理せず抑えた。序盤400mで先頭~最後方まで15馬身以上の縦長。

 そのまま先導2頭は、緩む事無く飛ばし、リードが無くなったのは、残り800m。

 序盤の縦長展開から、みるみる詰まり、3コーナー入口で逃げた2頭は、呆気なく潰される。

 その8頭の勝負は、後続牡馬7頭が懸命に押して、Beholderを追う。しかし、Beholderは全く手綱を動かす事無く、直線入り口で先頭に立つ。

 その後・・・先頭に立ったBeholderは、手綱を押す事無く後続を千切り捨てる。最後は、2着に何とか入ったキャッチアフライト[Catch A Flight](15 GC at サンタアニタ(G1)3着)に、8 1/4差を付ける独走を、牡馬混合のG1クラスの舞台で見せつけました。

 なお、この勝利は、レース史上初の牝馬による優勝でした。 

 勝ち時計は 1.59.77ss。

 勝ったBeholderは、牝5歳。通算成績は18戦13勝。G1勝ちは、今回で8勝目。

 鞍上は、R.エルマンデラ[Richard E Mandella]騎手。調教師は、G.スティーヴンス[Gary Stevens]調教師。

 血統は、父: Henny Hughes、母: Leslie's Lady (母父: Tricky Creek)。
(※因みに、父は、アジアエクスプレス[Asia Express]の父と同じです。)
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【追記1】
 ネタ元URLは、レース結果表[Equibase.comの表]です。

【追記2】 
●血統表URL: http://www.pedigreequery.com/beholder2 [Pedigree Query]

【追記3】
 レース映像が有ります。下記に掲載しておきます。

●レース映像URL : https://www.youtube.com/watch?v=Z_hNk8QHsJg [TVG Network]

 まるで、"現実" というより、"ゲームの世界" の様な衝撃的レースです。馬の素性を知らないfanも是非、ご覧ください。
ネタ元のURL
http://www.equibase.com/premium/chartEmb.cfm?track=DMR&raceDate=08/22/15&cy=USA&rn=9

みんなのコメント2件

  • むねりん

    むねりん

    とても強かったですね。
    個人的に牡馬混合で牝馬が勝つとテンションあがります♪
    今年のBCはどれに出るのでしょうか。また勝ってほしいものです。

  • かふぇ~

    かふぇ~

    アメリカ東海岸は上位が安定していますが
    西海岸はずば抜けて速い2頭が故障していますからその馬たちがいない分差が付いたと思いますが
    このような完璧なレースぶりはその2頭が出走していても苦戦していたでしょうネ
    パシフィッククラシックを2分を切るタイムで走破するのは大したものです