ブリーダーズカップ・クラシック(以下 BCクラシック)を連覇し、種牡馬としても成功したティズナウ(Tiznow)の父であるシーズティジー(Cee's Tizzy)が28歳で死んだ。
繋養先のハリスファームの発表によると、カリフォルニアで最も成功した種牡馬の1頭であるシーズティジーは老衰のため安楽死の処置がとられた。
この芦毛の種牡馬の1世代目と2世代目の産駒には、ジャイアンツコーズウェイ(Giant's Causeway)やサキー(Sakhee)といった国際的なスターを倒して2000年と2001年のBCクラシックを連覇したティズナウのほか、その全兄で複数の重賞を勝ち、1999年のBCクラシックで2着になったバドロワイヤル(Budroyale)がいる。
シーズティジーは2000年のエクリプス賞年度代表馬および最優秀3歳牡馬、2001年の最優秀4歳以上牡馬となったティズナウ、2001年の最優秀4歳以上牝馬のグルメガール(Gourmet Girl)などの活躍により、リーディングサイアーランキングで最高で6位と7位になり、カリフォルニア州のリーディングサイアーの座に3回就いた。これら2頭のチャンピオンホースのほか、G1勝ちスプリンターのコストオブフリーダム(Cost of Freedom)などを出した。
現在までにシーズティジーは39頭のステークスウィナーと多数のカリフォルニア州のチャンピオンを出し、産駒の獲得賞金は3700万ドル以上となっている。
現役時代は1990年に優秀なタイムでアローワンス競走を中1週で連勝し、次走のスーパーダービーでホームアットラスト(Home At Last)とアンブライドルド(Unbridled)に続く3着になったが、レース中に骨折し、引退した。
(以下省略)
■デヴィッド・マクグロスリン(ハリスファームマネージャー)
シーズティジーは、彼のお気に入りであった、放牧場の朝日に照らされる一角に埋葬されました。1994年に当ファームに来て以来、すぐにスタッフや来場者の人気者となりました。父のリローンチ(Relaunch)から毛色と体形を、母父のリファール(Lyphard)から風格を受け継いだシーズティジーは華やかで美しい馬でした。
(Blood-Horse 10月20日)
- ネタ元のURL
- http://www.bloodhorse.com/horse-racing/articles/95278/cees-tizzy-sire-of-tiznow-dies-at-28