ダーレーが所有するヨーロッパの種牡馬たちは、ドバウィ(Dubawi)の送り出した11頭のG1馬、ケープクロス(Cape Cross)の傑出した息子でケープクロスにとって2頭目のダービーと凱旋門賞の覇者となって新たにダーレーに加わったゴールデンホーン(Golden Horn)を筆頭に、ずば抜けた1年を過ごしました。
ドバウィは今一度種牡馬陣の筆頭として、22万5000ポンド(約4200万円)で供用されます。ドバイミレニアム(Dubai Millennium)の息子は競馬場とセリの双方でビンテージイヤーを享受しました。彼の驚異的な11頭のG1馬による世界的な活躍には、ジョッケクルブ賞、キングジョージ、インターナショナルステークス、タタソールズゴールドカップ、ドバイワールドカップなどが含まれます。産駒は他のヨーロッパの種牡馬をしのぐ1600万ポンド(約30億円)以上の賞金を獲得しています。
セリにおいては、ドバウィの当歳馬はタタソールズセールで210万ギニー(約4億1000万円)、アルカナセールで260万ユーロ(約3億4500万円)で落札された牡馬を中心に、平均落札価格が世界最高となる78万8500ポンド(約1億4700万円)を記録しました。
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(Darley Australia 11月3日)
【補足】
ドバウィの今年の種付料は12万5000ポンド(約2300万円)だったので、一気に10万ポンドも上昇したことになります。種付料が公表されている種牡馬では今年約3600万円だったタピット(Tapit)を抜いてトップに躍り出ました。
そんなドバウィですが、英愛リーディングサイアーランキングではガリレオ(Galileo)の牙城を崩すまでには至っていません。種付料非公表のガリレオはドバウィ以上の種付料と思われますので、5000万円以上になっていても不思議ありませんね。
なお、来年から新種牡馬となるゴールデンホーンは初年度種付料が6万ポンド(約1100万円)に設定されています。その他の主な変更としては、シャマルダル(Shamardal)の種付料が非公表となりました。
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