1月2日のサンタアニタ競馬場で行われたサンガブリエルステークス(G2、4歳以上、芝9f、11頭立て)で、単勝47倍の人気薄だったフランボヤン(Flamboyant)が1番人気のG1馬オブビアスリー(Obviously)をゴール前でクビ差とらえて、アメリカの今年最初の重賞でアッと言わせる勝利を挙げた。
ペールギュントを父に持つ5歳せん馬は最初のコーナーを8番手で、向こう正面を6番手で追走。先手を取ったオブビアスリーが後続に3 1/2馬身もの差をつけるのペースを最内で足をため、3番手で直線に入るとラスト1ハロンで鋭く伸びて前をとらえた。勝ち時計は1分46秒65(良)。
(中略)
フランボヤンの通算成績は18戦4勝、通算獲得賞金は39万8368ドル。
■ブライス・ブラン騎手
より良い調教のためにフランス語で彼に話しかけています(注:フランボヤンはフランス産馬でブラン騎手もフランス出身)。とてもよく調教で動いていて、このコースと今日のペースにも対応できていたと思います。落ち着いて走っていたので、最後に素晴らしい伸びを見せてくれたのだと思います。
■パトリック・ギャラガー調教師
ブライスがフランボヤンと同じ言葉で話しているのだろうね。去勢するほどだった気性がブライスが騎乗するようになって改善されたので、いまでは彼の会話が調教に欠かせないんだ。
(Blood-horse 1月2日)
【補足】
レース映像 黒い帽子のゼッケン1番がフランボヤン
https://www.youtube.com/watch?v=KRyrbzsmqvw
ペールギュントはデイリー杯2歳ステークスとシンザン記念で重賞2勝。引退後はフランスで種牡馬となり、フランボヤンが産駒初の重賞勝ち馬となりました。種付料は今年も含めてここ数年2000ユーロで据え置かれています。
フランボヤンは2歳時はフランスで出走。3歳時のアメリカ移籍初戦で準重賞勝ちをし、3戦目で米G1のベルモントダービーで3着に入ったものの、その後は低迷していました。前走でブラン騎手と初コンビを組んでひさびさの掲示板だったので、馬が合うのかもしれません。
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