中日新聞
「名古屋競馬場、弥富に移転へ 跡にアジア大会選手村案」
名古屋競馬場(名古屋市港区)を所有、運営する愛知県競馬組合は、厩舎(きゅうしゃ)や練習馬場を備えた弥富トレーニングセンター(愛知県弥富市)内への競馬場の移転新築を検討する。二十九日の組合議会で、大村秀章・管理者(愛知県知事)が移転に向けた調査を提案する。競馬場の跡地には、愛知県が誘致を目指す「二〇二六年アジア競技大会」の選手村を建設する構想が浮上しそうだ。
一六年度の一年間調査し、整備費や施設配置、馬券収支、財源などを検討する。敷地面積は競馬場が二〇・七ヘクタール、弥富トレセンが七六・五ヘクタール。
アジア大会は愛知県と福岡県に招致の動きがあり、日本オリンピック委員会(JOC)は二十九日の理事会で、立候補都市の一本化に向けた手続きなどを決める。
愛知県はパロマ瑞穂スタジアム(瑞穂陸上競技場、名古屋市瑞穂区)を主会場に想定。一万六千人とされる選手や関係者の宿泊、食堂、診療所、トレーニング場となる「選手村」の建設が課題となっていた。
名古屋競馬場は一九四九(昭和二十四)年の開設。スタンドなどの老朽化とともに、都心のまとまった土地の有効活用の視点から移転が構想された。売り上げ低迷で〇六年度末に累積赤字が四十億円に膨らんだが、インターネットを介した馬券販売が急速に拡大し、一三年度から黒字化。一五年度は十一億円の黒字を見込み、累積赤字は二十三億円まで縮小する。
集客面から郊外への移転を不安視する声もあったが、一四年度のネット販売は既に売り上げ全体の55%に達するため、弥富トレセンへ移転しても支障はないとみられている。
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「名古屋競馬場 移転検討へ 調査費3千万円を予算計上」
http://www.nagoyatv.com/news/?id=131781&p=1
「名古屋競馬 約30億円の累積赤字を一発解消へ」
http://www.nagoyatv.com/news/?id=131763&p=1
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