2012年のダービー馬ディープブリランテを生産した(有)パカパカファーム(北海道新冠町)が母体となるクラブ法人がJRAに新たに参入することが11日、スポーツ報知の取材で分かった。同ファームのハリー・スウィニー代表が「いまは多くのことは言えないが、今年から始めたいと考えている」と認めた。
パカパカファームは、01年にアイルランド出身の同代表が開設した牧場。ダービー馬のほか、NHKマイルCを勝ったピンクカメオ、クラリティスカイのGI馬を送り出している。すでにJRAの登録審査をクリアし、今年の1歳馬から会員の募集を受け付ける予定で、募集馬にはダービー馬ディープブリランテの全弟など、同ファームでけい養される優秀な繁殖牝馬の産駒がそろいそうだ。
現在、JRAにおけるクラブ法人は20を数えるが、11年設立のノルマンディーサラブレッドレーシング以来、5年ぶりの新規クラブが誕生する見込み。JRAでは昨年度の馬主リーディングで、クラブ法人が1~3位(サンデーレーシング、キャロットファーム、社台レースホース)を独占。“一口馬主”全盛の時代になっていることも参入の背景にあるとみられる。
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