アメリカングレードステークス委員会は2012年のグレードレースの格付けを発表した。グレードレース数は2011年より9競走少ない、465競走となる。内訳はG1が112競走、G2が151競走、G3が202競走。
このうちG2からG1に昇格した競走は以下のとおり。
ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズターフ(芝8ハロン、2歳牝馬)
ブリーダーズカップ・ターフスプリント(芝5ハロン、3歳以上)
コティリオンステークス(ダート8.5ハロン、3歳牝馬)
ジェニーワイリーステークス(芝8.5ハロン、4歳以上牝馬)
G1からG2に降格した競走は以下のとおり。
ホープフルステークス(ダート7ハロン、2歳)
ラフィアンインビテーショナルハンデキャップ(ダート8.5ハロン、3歳以上牝馬)
ハリウッドターフカップステークス(芝12ハロン、3歳以上)
パットオブライエンステークス(AW7ハロン、3歳以上)
これによりブリーダーズカップはグレードなしのジュヴェナイルスプリント、G2のマラソンを除く13競走がG1となる。
【補足】
すべての格付け変動は記事内のpdfファイルへのリンク、もしくは私のひとこと日記をを参照してください。ひとこと日記のアドレスを貼っても大丈夫か不明だったので、記事右下のタレコミ記者名から飛ぶのが早いかな。
AWが昇格なし、降格3と減少しているあたり、やはりAWは人気ないんですかね。パークスレーシング競馬場の重賞がG1に昇格するなど、ランクが上がっているのが目立つ感じ。逆にベルモントパーク競馬場、ハリウッドパーク競馬場は下げが目立つかな。アメリカは競馬場の経営状態がグレードに反映されることが多いので、格の上げ下げはちょっと気になるところ。
G3がグレードなしになるのとnot eligible(資格なし)になるのの違いがいまひとつ分からないんですが、ちゃんと運営してるけどレースのレベルが低いので格下げされるのが前者、まともに運営されてないので剥奪されるのが後者、という感じですかね。後者の場合、数年間開催なし、という競走は珍しくなく、G2を剥奪されて一気にグレードなしになった競走も2つあります。
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