名古屋競馬のエースとして、
JRAでも東海S(G2)制覇など活躍した
ゴールドプルーフ(牡9、愛知・
今津勝之厩舎)が、今年緒戦の
梅見月杯で2着後、屈腱炎を発症していることが判明し現役を引退。3月15日に
名古屋競馬場で引退式を行い、鹿児島県姶良郡姶良町にある「ホースランドあいら(徳重牧場)」にて種牡馬生活を送ることになった。
ゴールドプルーフは、父が
東海ダービー、
東海菊花賞など東海地方の主要レースを中心に23戦20勝の成績を残した
ゴールドレット、
母サンウーマン(
その父フロリバンダ)という血統。2歳11月に名古屋でデビューし、3戦目で初勝利を挙げると6連勝。重賞初挑戦となった
岐阜金賞は
フジノモンスターの3着に終わったものの、4歳1月の
新春グランプリ(ダート1700m)で初重賞制覇を達成すると、続く
川崎記念(交流G1)でも
アブクマポーロ、
キョウトシチーに次ぐ3着と好走。その後は積極的に交流重賞に挑戦し、6歳時の
全日本サラブレッドC(交流G3・ダート1400m)で、待望の交流重賞初制覇を果たした。8歳となった昨年は、初めての
JRA挑戦となった東海S(G2)では9番人気と低評価だったが、2位入線から、
ディーエスサンダーの降着による繰り上がりで見事優勝した。重賞勝ちは他に03年の
梅見月杯(ダート1800m)がある。通算成績は54戦16勝(うち中央2戦1勝、重賞4勝)。