先月15日に行われたクイーンエリザベス2世C(香G1・芝2000m)に出走し、2.2倍の1番人気に推されるもリヴァーダンサー
River Dancerの6着に敗れていた、香港の
ラッキーオーナーズ
Luckys Owners(牡5)が現役を引退し、6月から
オーストラリアのウィッデン・スタッドで種牡馬入りすることが発表された。6月30日に渡豪する予定。
ラッキーオーナーズは
父デインヒル、
母Miss Priority(
その父Kaapstad)、叔父に
メルボルンC(豪G1)を勝った
Might and Power(セン11)がいる血統。ニュージーランドで生産され香港・A.
クルーズ厩舎からデビュー。10戦6勝2着3回という堅実な戦績で昨年の
香港マイル(香G1)に挑み、
ローエングリン、
アドマイヤマックス、
テレグノシスら日本からの参戦馬を相手に勝利しG1初制覇。今年に入ってからは香港ダービー(香G1・芝2000m)も勝ち、
ワールドシリーズ開幕戦となるクイーンエリザベス2世Cの結果次第では、
ワールドシリーズ転戦や
安田記念への遠征プランもあがっていた。
オーナーのカイ・ファイ氏によると、将来は北半球へのシャトル繋養も考えているという。通算成績は14戦8勝2着4回。