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金鯱賞、タップダンスシチーが連覇

  • 2004年05月29日(土) 15時49分
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 29日、中京競馬場で行われた金鯱賞(G2・芝2000m)は、佐藤哲三騎手騎乗の1番人気タップダンスシチー(牡7、栗東・佐々木晶三厩舎)が、好位追走から3角で早め先頭に立つと、直線外から追い込んだ6番人気ブルーイレヴンをアタマ差凌ぎ、昨年に続く連覇を達成した。勝ちタイムは98年サイレンススズカの1分57秒8(良)を0秒3破る1分57秒5(良)のレコード。さらに2.1/2馬身差の3着は2番人気ザッツザプレンティ。3番人気マグナーテンは4着、4番人気アドマイヤグルーヴは5着、5番人気スティルインラブは8着に敗れている。

 勝ったタップダンスシチー父Pleasant Tap母All Dance(その父Northern Dancer)という血統で、近親には88年ケンタッキーダービー(米G1)を制した牝馬Winning Colorsがいる。00年3月に阪神でデビューし、2戦目で初勝利。5歳になると本格化し、朝日チャレンジC(G3)では初の重賞制覇、暮れの有馬記念(G1)ではシンボリクリスエスの2着。6歳になってからは金鯱賞を制し、宝塚記念(G1)はヒシミラクルの3着に終わったが、秋は京都大賞典(G2)、初G1制覇となるジャパンC(G1)と連勝。ジャパンCでは9馬身差をつける圧勝だった。今回は暮れの有馬記念(G1)8着以来の5ヶ月ぶりのレースだった。重賞はジャパンC(G1)を含む通算5勝。中京競馬場では00年12月に芝2500mのレコードタイム(2分31秒4)も更新しており、2つ目のレコードタイムとなった。通算成績は34戦10勝。

 鞍上の佐藤哲三騎手は01年ミッキーダンス、03年タップダンスシチーに続き同レース3勝目で、今年初重賞。管理する佐々木晶三調教師は昨年に続き同レース2勝目で、こちらも今年初重賞。金鯱賞の連覇は馬、騎手、調教師ともに史上初。

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